実録!自己破産後の生活

50代のときに、土地と一戸建てを購入しました。購入価格は、およそ3500万円です。

月々の返済金額は、おおむね12万円程度。6年位は返済できていましたが、ちょうど社会的に不況の波が訪れ、ボーナスはほとんど出ず、給料も下がってしまいました。支払額は給料の手取りを上回りました。サラ金から借りて返済するも、サラ金の利息が積み重なり、ローン開始から8年後にはローン残額とサラ金の総額、3400万になってしまいました。そして定年退職まであと2年となってしまい、これはもう返済不能だということで、自己破産をすることになりました。

弁護士に依頼して自己破産の手続きを進めてもらいまして、当然ながらマイホームは競売にかけられることになりました。住む家が無くなるので、アパートを探しましたが、老齢を理由に断られることも多かったです。そこで、健在な祖父の家に、将来、介護が必要になるかもしれないと称して引っ越しました。厳格な祖父で「自己破産した」と言うと世間体が悪いことを嫌って追い出されかねないので、今もって本当の事情は話していません。

自己破産したことがばれるとしたら、官報に氏名が掲載されるらしく、祖父がそれを見つけたときということになりますが、祖父に関してはそれは無いので大丈夫だと思います。

住居は、幸運にも確保できましたが、経済的な問題は残ります。自己破産すると、ローンが組めなくなってしまいます。地方での生活なので自動車は必須なのですが、現在所有している車の調子が悪く、買い換えないといけません。しかしローンが組めないと一括で買うしかありません。そんな現金は無いので、頭を抱えています。

そんな時、数日前ですが、私の息子が「借金がかさんでやばい、自己破産したい」と言って来ました。息子はまだ30代ですが、350万ほど借金を作ってしまったというのです。息子まで、自己破産の辛さを味あわせたくありません。息子は定職についているので、なにも自己破産しなくとも、個人再生といった債務整理手段がとれるはずです。個人再生ならば、息子はマンションを手放すことはなく、債務を減額できるはず。自己破産とは大きな違いです。

返せる借金は返して、大手を振って生活してほしい。だから安易に自己破産を選ぶのではなく、別の債務整理手段を探ったほうがいい。

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債務整理とは


「債務整理」とは、借金に苦しんでいる人を法的に救う手段です。多重債務でどうにもこうにも返済できなくなってしまった……そういう状況でも、必ず対策はあります。債務整理をおこなって借金を無くす、あるいは減らすために重要なことは、債務整理についての正しい知識を身につけること、もう一つは弁護士などの専門家に対策を相談することです。

債務整理の対策には、大きく分けて三つの方法があります。「任意整理」「民事再生」「自己破産」です。

任意整理


まず任意整理は、裁判所などに申し出をせず、金融機関などと話し合いをして金利交渉や毎月の返済額の減額をしてもらう対策案。借金が無くなったりすることはありませんが、債務整理をやることによるデメリットが一番少ないのが長所です。債務整理をするとどうしても、財産を手放す、破産者名簿に載る、などのデメリットがありますが、任意整理だとこれが最小限で済みます。ですので、自己破産をするほど状況は悪くないが、返済額を減らしたいという場合は任意整理をするとよいでしょう。

民事再生


次に民事再生(個人再生)は、任意整理と自己破産の中間のような対策です。裁判所に申し立てをして、借金の元本を免除してもらうというものです。借金がなくなってしまうわけではないですが、返済額は大幅に減額されます。

自己破産


自己破産は、裁判所を通して借金をゼロにしてもらう方法。ただ、デメリットもあり、財産が無くなってしまう、海外旅行が制限されたりあします。どうしても返済のめどが立たない場合の最終手段といえます。

過払い金請求


もう一つ、この三つの手段の他に、過払い請求という対策もあることを頭に入れておきましょう。多額の過払い金が返還されれば、もしかすると債務整理をしなくてもよくなる可能性もあります。過払い金請求は任意整理と一緒に行われることが多いです。

このように債務整理の対策にはいろいろやり方があるのですが、法律が絡むだけになかなか素人がおこなうことは困難です。現在の状況を冷静に把握し、自分にとって一番よいやり方を選択するためには、やはり専門家に相談するのが一番よいでしょう。多くの法律事務所で、債務整理の相談を受け付けています。

よりよい明日の為、勇気を出して相談してみましょう。

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